JENESYS2.0 ASEAN及び近隣諸国からの招聘事業 第1陣(インドネシア)の訪日(2014年3月12日~3月20日)

「防災」が繋ぐ、日本とインドネシア

外務省事業「JENESYS2.0」のうち、当協会は「ASEAN及び近隣諸国からの青少年招聘プログラム:ソーシャルコミュニティー」の日本側実施団体として運営します。

そのうち、「防災」をテーマに、第1陣としてインドネシアからの大学生25名(※)が来日しました。参加者は都内と千葉県で「防災」に関する各所を視察するとともに、伝統文化から最先端技術まで幅広い日本文化を体験しました。ホームステイや学校交流を通して友人や家族ができ、忘れられない思い出と貴重な友好関係を築きました。

※国際交流基金(インドネシア)における「防災コンペティション」の表彰者が、今回の参加者に選ばれました。

都内ではまず江戸東京博物館を訪れ、昔の日本の様子を興味深く見学するとともに、古くからある伝統文化とそれを守ってきた日本人の姿に感動していました。また、東京大震災とその後の復興の様子を知り、幾度となく災害に見舞われながらも前向きに復興を遂げてきた日本の姿を目の当りにしました。東京臨海広域防災公園では、東京直下地震を想定して避難するツアーを体験し、大都市で大地震が起きたらどうなるのか、身をもって経験しました。株式会社ウェザーニューズ訪問では最新の気象予測システムについて学び、日本の技術力の高さに驚きを見せる参加者が多くいました。秋葉原や原宿などを散策する時間もあり、日本のポップカルチャーを体験し、様々な日本文化の姿を楽しんでいたようです。

江戸東京博物館にて
江戸東京博物館にて

ウェザーニューズにて
株式会社ウェザーニューズでの交流

 

その後、千葉県を訪問し、ホームステイを通して日本の習慣に触れました。ホームステイでは日本人の家庭生活を体感し、それぞれ日本食を楽しんだり、日本の家族との時間を思い思いに過ごしました。2泊3日では足りなかったと、家族との別れを悲しんでいる参加者が数多くいました。

千葉科学大学において、危機管理学部の生徒たちから防災活動や警備活動について説明を受け、同世代の若者が真剣に防災に取り組んでいる様子に感銘を受けました。また参加者からも自国の防災取り組みを発表し、有意義な学校交流の時間を作ることができました。また大学にて、地域の方々も交えた交流会が行われ、銚子はね太鼓の演奏を聴く機会がありました。太鼓の音のダイナミックさには全員が感動し、自らばちを握り太鼓を叩く参加者もいました。参加者は自国の踊りを披露し、お互いに異文化交流する貴重な機会となりました。

千葉科学大学にて
千葉科学大学にて、友好の輪を広げる

銚子はね太鼓
銚子はね太鼓の演奏を楽しむ参加者たち

 

千葉県の伝統工芸のひとつである銚子ちぢみ作りを体験し、伝統技術を守る大変さと素晴らしさを同時に感じたようでした。ヤマサ醤油の工場を訪問する時間もあり、古くから守られ伝えられてきた日本料理の伝統に触れました。

銚子ちぢみ
銚子ちぢみ作りを体験

ヤマサ醤油にて
ヤマサ醤油工場見学


津波避難タワーにて、真剣に説明を聞く参加者たち

また、津波の被害を受けた旭市を訪問し、実際に津波避難タワーに登り、仮設住宅付近も通りました。防災への関心が強い参加者たちにとって、大変学びの多い訪問となりました。いいおか津波語り継ぐ会の語り部さんから東日本大震災時の津波の様子を聞く機会もあり、災害時や津波発生時の心構えについても話を聞きました。

参加者の中にはインドネシアの津波被害を受けた者もおり、重なる体験とその教訓に、真剣に耳を傾けていました。

滞在最後には、インドネシアでの「防災コンペティション」で使用したメガホンの提供者であるノボル電機製作所の方々と交流する時間もあり、防災に対する思いを交わすことで、参加者は帰国後の自国での活動に意欲を見せました。

東京と千葉あわせて防災に関連する日本の経験や技術を知ることができ、また伝統文化体験、ホームステイ・学校交流を通して、様々な角度から日本を感じることができたようです。参加者からは、「日本の技術力の高さ、街がきれいに整備されていること、おもてなしの心、細やかなサービスなどのすごさに感動した」との高い評価を受けました。帰国後もこの経験を活かして日本での体験を積極的に伝えていきたいという意欲的な言葉も多く、防災を通して「クールジャパン」を体感することができたと感じます。これをきっかけに、参加者たちが出会った日本人との交流を続け、さらなる「クールジャパン」を発信し、多くの方が日本への関心を深めてくれることを願います。

ASEAN及び近隣諸国からの招聘は、今後も続きます。

ページの先頭に戻る