【グループ1B】平和構築・歴史文化~長崎コース

2017年11月29日から12月7日の9日間にわたり、ニュージーランド・ミクロネシア・バヌアツ・キリバス・フィジー・サモアから「平和構築・歴史文化」をテーマに、大学生30名が来日しました。

到着後、学生たちは本事業についてのオリエンテーションに加えて、「体験の伝え方」のワークショップを受講しました。このワークショップは日本での経験を自国に戻った際にどのように伝えるかを学ぶもので、学生同士で熱心に意見を出し合う姿が見られました。その後、都内での参観やテーマに係る視察等を皮切りに、日本滞在をスタートさせました。

都内では日本文化の視察を行いました。東京タワー展望台に上がるグループと周辺を散策するグループに分かれ、巨大なタワーに南太平洋大学の学生たちがその大きさに驚きを隠せない様子が印象的でした。また、近代の観光スポットであるお台場の視察も行いました。


▲オリエンテーションにて


▲東京タワー見学


▲長与町役場で学童の子供たちが銭太鼓を披露

 長崎では「日本さくら名所百選」の地に選定され、桜の時期には約2000本の桜が咲き乱れる大村公園を訪れました。観光協会の方の説明を聞き、公園や城跡を見学しました。大村神社には朱色のきれいな鳥居が53基並んでいることもあり、参加者からは何基あるかといった質問が出ました。参加者の中には参拝の仕方の説明を聞き、実践している姿を見受けられました。季節もあり黄色く色づいた綺麗な銀杏を見た参加者からは、桜に時期にまた訪れたいという声が多くあがりました。

 次に、長与町役場でホストファミリーとの対面式を行いました。長与町国際交流協会理事長の挨拶の後、両町のPR動画を流し、長崎大学の学生は英語で説明してくれました。その後、学童の子供たちが銭太鼓を披露して、感謝の気持ちを込め、南太平洋大学とミクロネシアカレッジの学生が各島の踊りを披露しました。その際ニュージーランドの学生がその踊りについて日本語で説明するなど、クループ全体で協力している様子が印象的でした。役場の方々の素晴らしいサポートの中、ホストファミリーとの対面もスムーズに行われました。ホストファミリーは小さなお子さんが居るご家庭から、二人暮らしの方までさまざまでしたが、翌日はみな興奮した様子でいかに楽しかったかを語ってくれました。一緒に食事を作ったり、家事をしたり、日本の日常生活を体験し、中には和菓子を作った学生もいました。何をしたの?と質問をすると今まで見たこともない笑顔でいろいろ話してくれ、たった1泊2日の期間でしたが良い思い出になりました。 

 その後、長崎大学の大学生16人と意見交換会を行いました。長崎大学の学生が司会進行を行い、初めにお互いの挨拶と紹介を行った後、南大洋州大学の学生は御礼として、踊りを披露しました。意見交換会のテーマは「核について」「私たちができることはなにか」について6~8名のグループに分かれ、意見を交換しました。互いに良い刺激がある時間をなり、貴重な体験となりました。


▲ホストファミリーとの対面式


▲長崎大学の大学生と意見交換会


▲稲佐山展望台から

 平和公園では原爆資料館を見学し、被爆された方の体験談を聴講しました。お話を頂いた方は、以前に英語の通訳を付け日本語で講話をしていましたが、時間がかかってしまうのと自分の言葉で直接伝えるために70歳を過ぎてから英語を勉強し英語で講話を行うことで言葉ひとつひとつ想いを込めて、当時の話をしてくださいました。話の中で、私達が想像すよりも悲惨なものだったことがわかり、涙を流している学生もいました。最後の質疑応答では多くの学生が手を挙げ、「アメリカ人に講話をしたことがあるか。その時反応はどうだったか」「学校でパールハーバーについて勉強した。日本人の残酷さを感じていたが、今回話をきいて、戦争の一部の話ではなく、双方すべての話を知る必要があると思った。貴重なお話、ありがとうございました。」とコメントしました。参加者の中には目に涙を浮かべている者もおり、講話終了後に直接話をしていました。


▲平和公園


▲体験談を聴講


▲報告会にて

東京に戻った後は報告会を行いました。「日本人の親切さ」「日本独特の文化(温泉の裸の付き合いなど)」「最先端技術と伝統文化の共存」や「都市部と農村部の共存」「整った地域社会のしくみ」「真面目で温かい国民性」など、それぞれの発見・感動について、思いを込めて発表していました。生き生きと話す学生たちの姿から、充実した日本滞在となった事が伺えました。各グループ数分と限られた発表時間ではあったが、グループの個性が出ており、とてもよい報告会でした。

「日本にまた戻ってきたい。」と惜しみながら帰国していった学生たち。近い将来、彼らが日本とニュージーランドの良き架け橋となってくれることを願っています。

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