ネパール青少年招へい事業(大学院生)

1月16日から23日まで、日中植林・植樹国際連帯事業の一環として、ネパールの大学院生等19名が訪日しました。
ネパール青少年招へい事業は、2015年に大地震を経験したネパールから、被災した学生及び防災関連分野を専攻している学生を招へいし、環境・防災意識の啓発を図るとともに、両国交流の記念として植樹を行うことを目的とした事業です。
一行は、東京都および宮城県で、防災や復興支援に取り組む関係機関の講義を受講しました。また、宮城県石巻市では、東日本大震災の被災地を語り部とともに巡りながら、震災当時の状況や復興の過程、被災者の思いについて理解を深めました。
 


石巻市の語り部ガイドによる東日本大震災被災地視察
 


植樹


みやぎ心のケアセンター 講義「震災に起因する健康問題等」


茶道体験

参加者の感想(抜粋)

今回の訪問では、家庭から国家レベルまで災害に対する備えの水準がとても印象的でした。日本社会では文化や日々の暮らしにおいて災害に備える意識が高く、そのことが災害からの迅速な復興を可能にし、強い回復力をもたらしてくれています。私はそのことを自分の家族や友達、また所属先で伝えます。生活の一部として災害を意識し、備えることで、ネパールの地域社会は災害に強くなり、正常な状態に立ち直る力となります。

日本がもつ復興のための技術や取り組み方は、ネパールや他の国々に共有され、実行するだけの価値を持っています。岩沼市の“千年希望の丘”は、防災と復興計画について模範的なプロジェクトの一つです。そのプロジェクトは、災害の影響を軽減してくれる自然の重要性を強く訴え、災害から出る瓦礫を活用するという革新的なアイディアを提供してくれます。

ある石巻市の小さなコミュニティでは、災害がもたらした悪い評判を消そうと頑張っています。それは郷土愛や共同体に対する責任感のように思えます。
先見性のある長期の復興計画と実施段階は、他の国々も学ぶ価値があります。計画にあたって、特に自然の保護に留意することは、今日の世界でとても重要です。
これらのことを、家族や友達、職場の同僚たちに伝えていきたいと思います。
 


私がもっとも感銘を受けたのは、災害への備えが日本社会に組み込まれていることでした。政府から地域社会、そして家庭レベルまで、いずれの人々も何らかの備えをしています。たとえば、一般家庭では自宅に災害保険をかけ少なくとも3日持ちこたえられる食糧を備蓄していたり、道路に面した大きな建物では帰宅困難になった人たちのために食糧や他の物品を保管していたり、政府機関は災害が与える影響に対してすぐに行動を起こせるようアクションプランが作られていました。これらの面は教育の賜物で、ネパールの人々に伝えたいです。

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