すくすくっ子のたたき染め体験!(2014年11月17日開催)


 釜石にはどんな葉っぱがあるかな?

ここ釜石は11月に入り、山々の紅葉に魅了されつつも、冬の厳しい寒さを感じる日が多くなりました。その寒さを吹き飛ばす声で挨拶をしてくれる子ども達に元気をもらいます。

11月から釜石市内にある放課後等デイサービス「釜石市すくすく親子教室」にてイベントを実施することとなりました。主に釜石市内の特別支援学校及び特別支援学級に通う子ども達が放課後にこの教室を利用し、基本的生活習慣、社会生活や身辺自立、集団行動などを、遊び等を通じて学んでいます。その中で、余暇支援の一貫として釜石の文化や良い所をもっと知ってもらい、また外国の事にも興味を持ってもらえるよう、釜石スクラムスクールのイベントを出前することになりました。

初回は、以前釜石スクラムスクールのイベントで好評だった「たたき染めオリジナルバッグ作り」を開催しました。参加してくれたすくすくっ子は14名。イベントを楽しみにしてくれていたのか、送迎バスを降りるとすぐに「今日はたたき染めします!」と元気に話してくれました。


 白いバッグに葉っぱを並べてデザインします。

全員がそろった所で、イベントがスタートしました。早速近くの空き地へ行き、たたき染めに使用する葉っぱを集めます。真っ赤な紅葉や大きな葉っぱなど、気に入ったものを袋へ詰めます。部屋で待つお友達の分も一緒に集める、優しい姿も見られました。

近所の方への挨拶だって忘れません。車に注意しながら、すくすくの周りを散策しました。草花を見ながら散策すると、新しい発見が多くありました。「こんな所に、ゆずの木があったよ」「この紅葉、変わってるね!」など、いつもとはちょっと違った会話で子ども達の新たな一面を見ることが出来ました。


 力強くハンマーで叩き、染めていきます

教室に戻り、まずは白いバッグに葉っぱを並べていきます。葉っぱと共に花びらを散りばめる子、バッグ一面に色んな種類の葉っぱを敷き詰める子、それぞれが思いのままにデザインしました。赤や黄色、緑の葉っぱを色鮮やかに並べた後は、ゴムハンマーで叩いてバッグに染めていきます。

ゴムハンマーの使用も心配でしたが、みんな上手に使えました。最初は大きな音に驚いて、耳を塞ぐ子もいましたが、徐々に慣れハンマーの音を楽しんでいるようにも見えました。目的の葉っぱをめがけて、力いっぱい叩いたり、逆に優しく細かに叩いたり等、子ども達によって様々でした。バッグに写った葉っぱの模様を見ると、感嘆の声をあげ、笑顔でバッグを見せてくれました。葉っぱの不思議を間近で感じ、染め上った様子を見て、出来上がった達成感が伝わってきました。

最後に、ステンシルで自分の名前を入れ込みます。好きな色の絵の具を選び、思い思いの場所へ色付けをしました。世界に一つのオリジナルバッグの完成です! 今回作ったこのバッグは、ご近所にある駄菓子屋に行くときにエコバッグとして使ってくれるそうです。


 葉っぱがバッグに染まったかな?

1時間ほどのイベントではありますが、みんな集中して取り組んでいました。簡単に思える作業も、子ども達にとっては難しい場面も多々あります。難しい場面は、先生方にサポートしてもらいながら、最後までやり遂げる。その繰り返しの中で、子ども達は成長していくのではないかと思います。

今月から始まったすくすくでのイベント。毎月1回の開催ではありますが、釜石スクラムスクールのイベントを通して、色んな人との出会いの中で新たなチャレンジを重ね、楽しみながらルールや方法を学べる場となり、子ども達の可能性や生活の幅が少しでも広がる一助となることを願っています。そして、子ども達がこの自然豊かな釜石の中でのびのびと育ち、成長する過程を見守り、今まで以上に必要な時に手を差し伸べることができる街となるよう努めていきたいと思います。

報告:釜石スクラムスクール 池田 梓
(平成16年度2次隊/エクアドル/養護)

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