国際交流の第一歩、タイ人学生との異文化交流(2014年6月22日開催)

釜石スクラムスクールでは、政府によるアジア大洋州諸国・地域との青年交流事業「JENESYS2.0」で、当協会が受入を担うコースに参加するタイ人学生と、釜石在住の小中学生、高校生が料理やゲームで交流するイベントを開催しました。

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「なんだか楽しそう!」と目を輝かせています

タイ人学生との対面を目前にドキドキしている参加者たちが集合し、イベントが始まりました。どんな人たちか、どんな言葉をしゃべるのかなと、緊張して張りつめた空気の中、38名のタイ人学生が入場しました。

イベント中は日本人とタイ人のペアで過ごし、より深く交流できる環境をつくりました。ゲームでペア作りをした後、まずはお互いの自己紹介も兼ねて名札を作りました。自分の国の言葉で相手の名前を書く、手書きの名札です。

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名札を書くのに一生懸命です

自分の名前がタイ語で書かれた名札を胸につけ誇らしげな子、タイ人の名前を平仮名でしっかりと書き、褒められて照れる子、子どもから日本語で話しかけられ、意味は分からずとも優しい笑顔でうなずくタイの学生など、名札づくりで会場全体の雰囲気が一気に和やかになりました。

その後、日本語とタイ語、英語の単語も入り交じり、手振り身振りで話し始める参加者とタイの学生たちで、会場はさらに賑やかな雰囲気に変わりました。

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楽しそうに調理する子を見てほほ笑む学生

続いて、お待ちかねの料理交流の開始です。日本食は、小さいホットケーキであんこを挟む「どら焼き」と、海藻やしらすを和えた「混ぜにぎり」と梅干の入った「塩にぎり」、2種類のおにぎりです。

タイ食の代表はトムカーガイ。生のレモングラス、カーという生姜の一種、コブミカンの葉、パクチー、ココナッツミルクなど、釜石ではあまり見かけない食材と、山盛りの唐辛子やにんにく、ライムジュースなどで煮込まれた鶏肉のスープです。タイでは小さな子もスパイスたっぷりのスープを食べると聞き、外国との違いに驚く保護者がいました。日本では、子ども向けの食事に香辛料を控えるのが一般的だからです。

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ゲームをする釜石の子どもとタイの学生たち

今回は、日本の子ども向けに唐辛子を入れないスープも作りましたが、食べ慣れない外国の味を多くの参加者が楽しんでいました。一緒に作った楽しい思い出も、おいしく感じるスパイスだったのかもしれません。

試食を終えてから大きなホールへ移動し、タイ人学生によるゲーム大会を行いました。タイ人と日本人の混合チームのリレーでは大声援が飛び交い、大いに盛り上がっています。参加者もタイ人学生も一番楽しんでいたのは、日本で「ハンカチ落とし」と呼ばれるゲームでした。タイでは手拍子と歌付きで行われます。会場中が歌声と手拍子で一体となり、小さな子も保護者も一緒に笑い合っていました。

外国人と交流する機会が少ないここ釜石で、「外国人と過ごして楽しかった」「異文化に触れて面白かった」という感想が挙がり、貴重な体験をする場となりました。

参加した多くの子どもたちにとっては、国際交流の第一歩を踏み出した記念すべき日です。子どもの頃のこういった国際交流体験は、今後グローバル化が進む日本社会で、世界に目を向け大きく飛び立つ糧になると信じています。

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アンケートの感想には、「外国の友達ができた」と多く書かれていました

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タッチされたら負け、というルールのリレー。頑張れ、もうちょっと!

 

報告:釜石スクラムスクール 岩田 いづみ
(平成21年度4次隊/マラウイ/青少年活動)

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