春の五葉山ハイキング(2014年5月31日開催)

三陸沿岸の最高峰、五葉山(標高1,351メートル)はシャクナゲやツツジの花の美しさでも知られる山です。春の日差しに恵まれた5月31日、この日を楽しみにしていた子どもたちを待っていたかのように、五葉山にはツツジが咲き誇り、心地よい春風が私たちを迎え入れてくれました。

今回は、釜石市にある五葉山赤坂峠入口から五葉山の四合目を目指し、ハイキング。釜石山岳協会やA&Fグリーン・ツーリズムの方の協力を得て、このイベントを開催しました。

デコボコの山道は小学生にとって少々ハードかなと思っていましたが、私たちの心配をよそに、みんなたくましく登り始めました。スクラムスクール特製のオリジナルガイドブックを片手に、五葉山に咲いている草花を探しながら歩きます。「カタバミを見つけたよ」と、他の参加者に見つけた草花を教える子。学校や学年が違っても、すぐに打ち解け仲よく会話をし、笑顔になる子供たちの姿を間近で見ることができ、うれしく思いました。

「この花の名前は何かな?」スクラムスクールオリジナルガイドブックで探してみよう!
「この花の名前は何かな?」スクラムスクールのオリジナルガイドブックで探してみよう!

五葉山の大自然でヤッホー!!
大自然の中で「ヤッホー!!」

バランスよく石を高く積むにはコツがいります
バランスよく石を高く積むにはコツがいります

「学校で、五葉山について勉強したから、いつか登ってみたいと思っていた」と満面の笑顔で話してくれた女の子。こうやって、学校での学びをスクラムスクールを通して実を結び、釜石の良さをもっともっと感じる…その繰り返しの中で、きっとその女の子は、他の誰かに「釜石の良さ」を伝えていってくれる、そう確信しています。

気持ち良い汗が滴る中、三合目に到着。一面に広がる大小さまざまな石とツツジの絶景に、歩き疲れていたはずなのに、参加者全員に笑みがこぼれます。

三合目の賽の河原では、皆で石積み競争を行いました。まずは、個人戦。大小の石を組み合わせ、どれだけ高く積み上げられるか、全員が真剣な表情で試行錯誤しています。高く積みあがった石が風により無残にも崩れ、ガッカリしてもすぐに気を取り直し、最初から積み重ねていく。そうして、コツをつかみ、前よりももっと高く積めるようになっていました。

写真
1位になりました! この高さスゴイでしょ!?

そして、その後は、チーム戦です。チームごとに土台となる大きな石を決め、石積み競争がスタートしました。いつ終了のホイッスルが鳴るかわからない緊張の中、チーム内で「石を積み上げる係」「石を拾う係」などに分かれ、大人も子供も一緒となりチーム力を発揮していました。

どのチームも一人では出来ないほどの高い石のタワーを作り上げました。みんなが力を合わせると、無限大の力を発揮できるのだなぁと思いました。

写真
両側にツツジ

まだ遊び足りない子もいるようですが、お腹の虫も鳴きはじめたので、四合目の畳石に向けて再び歩き始めます。三合目から四合目にかけては、ツツジロード。両側に咲くキレイなツツジを鑑賞しながら先へ進みます。

写真
五葉山で食べるオニギリはおいしい!!

四合目に到着したら、軽食タイム。自然あふれる中での軽食は格別です。おにぎりやサンドイッチを頬張りながら、周囲との会話は弾み、自然と笑顔も多くなります。食事後の子供たちは、足元の悪いデコボコ道の上り坂で疲れているはずなのに、付近を散策したり、スタッフと葉っぱの風車を作ったり、元気いっぱいな姿を見せてくれました。

下山の時には、「まだ遊びたい」「山頂まで行ってみたい」との声も聞かれ、このイベントを楽しんでくれたことが実感でき、うれしく思いました。五葉山の自然と魅力を家族や友達と一緒に体感し、思い出いっぱいの1日になったことと思います。

今回のイベントが、釜石の豊かな自然を守り、育てていくきっかけになることを祈っています。

報告:池田 梓(平成16年度2次隊/エクアドル/養護)

関連リンク

五葉山の紹介(釜石市ウェブサイト)
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/8,349,46,244,html
 

ページの先頭に戻る