遊びから広がる友達の輪「ビバ!あそびば!!」(2013年7月28日開催)

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音楽に合わせて笑顔でウォーミングアップ

釜石スクラムスクールでは体を動かしてみんなであそぶイベント「ビバ!あそびば!」を7月28日に開催しました。

ここ釜石では復興住宅の建設、入居も開始され、生活環境も少しずつ復興へと向かっています。しかし、公園やグラウンドに建てられた仮設団地が減ったわけではなく、広い敷地はほとんど駐車場となり、子どもたちのための広場が失われた状況に変わりはありません。子どもたちが安心して思い切り走りまわれる場を提供できたら、という思いからこの企画がうまれました。

さて、イベント当日、梅雨終わりのジメジメした朝から一転、雲一つない晴天となりました。開始時間になると続々と参加者が集合し、まずはみんなでウォーミングアップをしました。

ウォーミングアップ後は自由時間です。体育館半面はフリースペース、もう半面は希望者が集まってチーム対抗のゲームを行います。ボールではなくスポンジフリスビーで行うドッヂボール「ドッヂビー」、まっすぐ飛ばない変形ボールを使った「フワドッジ」、スポーツチャンバラの棒刀と紙風船を付けたヘルメットで「チャンバラ紙風船割り」、最後は手つなぎオニやオニが交代せずに増えていく「オニゴッコ」など、簡単なルールで幼児から大人まで楽しく遊べるものを選びました。

初めて顔を合わせる子ども達ですが、チーム対抗となるとしっかりと作戦会議を行う意気込みが見られ白熱した試合となりました。そんな中でも自然と年上の子が年下の子の面倒をみている姿が見られ、とても印象的でした。

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中学生のお姉さんと一緒に真剣に作戦会議中

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ラインぎりぎりにドッヂビーが!逃げるべきか、拾いに行くべきか?!

 

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スカットボールに挑戦!

ステージ上にはわなげやスカットボール、フープトラベラーを設置し、フリースペースではファミリーバドミントンや大縄などの貸出遊具を用意、子ども達が自由に遊べるようなコーナーも作りました。数人で始まった大縄跳びは8の字ジャンプでつなげていくにつれ、だんだん増えていきみんなが成功した時には拍手と歓声が沸きました。フリースペースの真ん中に置いた大きなマットの上では幼児が飛び跳ね、いつの間にかオニごっこが始まり笑い声が響きわたっていました。体を思い切り動かし、人と関わり、笑顔で遊ぶ子どもたちがいました。

ある保護者の方が帰り際に、「仮設住宅に住んでいて、さらに弟が生まれたばかりで、最近は思いっきり遊んであげられていなかった。今日この子は思いっきり体を動かして汗をかいたからよく寝られるはず」と、うれしそうに話してくれました。それを聞いて私もうれしくなり、心が温かくなりました。子どもが笑顔になると、保護者も笑顔になり、それを見て周りの人も笑顔になる――。笑顔の持つ力を改めて実感しました。

インターネットや携帯電話は話さずに文字だけでやり取りできるようになり、新たなコミュニケーションの形が生まれている昨今、同じ空間で一緒に汗をかいて遊びながら広がる世界も忘れないでいてほしいと思います。
 

報告:釜石スクラムスクール 岩田 いづみ
(平成21年度4次隊/マラウイ/青少年活動) 

 

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