釜石を支える漁師さんとのふれあいイベント開催(2013年7月15日開催)

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ちょっと恥ずかしそうですが、いろんなお友だちと話す機会です

釜石でもようやく夏らしい太陽を見られる季節になりました。気付けばもう7月。そこで、暑い日差しにぴったりのイベントを企画しました。釜石を支える重要な産業の一つである漁業について深く学ぶために、船に乗って養殖の現場を見学したり、漁船遊覧や浜焼き体験を楽しむという内容です。

しかし当日は東北の梅雨と重なり、あいにくの雨・・・。残念ですが、海に行かず船に乗らない雨天用プログラムを実施することにしました。

釜石駅のそばにある大きな白いテント「シープラザ遊(ゆう)」に集合し、まずは参加者同士の固い空気をほぐすアイスブレイク。朝起きた順番に並び、5時に起きたという早起きさんから8時55分という強者まで、総勢36名です。

その後、元漁師のくにおさんから養殖の仕掛けやホタテの育ち方、おいしいホヤの見分け方など漁業に関することを、実際に漁で使う縄やホタテの貝殻を使いながら説明してもらいました。

次は、ホタテの貝殻にメッセージを書いてお手紙を書くホタテ貝アートです。各テーブルに用意された色とりどりのビーズやスパンコールに子どもたちの目は一層キラキラしていました。これらを使ってメッセージを書いてデコレーションします。なんと、メッセージ入りのホタテ貝、切手を貼れば郵便物としてちゃんと郵便屋さんが届けてくれるそうです。ハガキ以上の大きさで配送途中に破損の可能性があることを了承したうえでという条件付きではありますが、こんなお手紙が届いたら素敵ですよね。早速住所を書いて遠くに住む友達に宛てたり、将来の自分へ宛てたものもありました。同じ材料を用意していますが、二つとして同じものが出来上がらないという、子どもたちの独創性にはいつも驚かされます。

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くにおさんのお話に子どもたちも興味津々です

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この真剣な眼差し! 子どもたちの集中力、すごいです

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くにおさん vs. 7人の子どもたち! 勝敗の結果はいかに?

ホタテ貝アートが終わって広場で走り回っている子や、漁の綱を使ってくにおさんと綱引きを始める子、新しくできたお友だちと手遊びをするグループなど、それぞれが思い思いに楽しんでいました。私たちが特別にお膳立てしなくても、同年代のお友だちと広場さえあれば子どもたちは自然と遊び始めることを確信しました。

そのうち、なんだか炭の焼けるいい匂いがしてきました。昼食の浜焼き体験の準備が進められていました。火をおこして炭に火をつける様子を見ながら、昼食の準備が整うのを待ちます。心なしかみんながそわそわし始めています。

さらに、昼食を乗せた車が乗り入れ、おにぎりやお茶なども並べられました。待ちきれない子どもたちはお手伝いをしつつ、献立をチェック。今回昼食の準備をしてくれたのは釜石市の「A&Fグリーンツーリズム実行委員会」の素敵なお母さん方。朝採れたばかりのトビウオの味噌汁をはじめ、もぎたてのインゲンやキュウリも用意してくれ、豪勢な昼食となりました。「はい順番に一列に並んでー!」とこの場をしきったのは、私たちスタッフではなく参加者の保護者たちでした。保護者の皆さんも待ちきれなかったのでしょうか。朝早くから作ってくれたお母さん方にも感謝して、みんなで「いただきまーす!」

手作りの味に舌鼓を打っていると、先ほどからいい匂いがしていた炭焼きのイカまるごと一杯とサケが焼き上がり、これまたできたてアツアツをいただきました! 海には行けなかったけど、食事でも海を感じることができました。

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おいしい昼食にみんな夢中です

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イカまるごと一杯! さすが海のまち釜石!

子どもたちだけでなく保護者の方々からも「海に行きたかった」「やっぱり船に乗りたかった」という声がたくさん上がり、今回はその要望に応えられなかったことが私たちスタッフもとても残念です。しかし、雨天時の船は滑りやすく危険を伴うため、参加者の安全を第一に考えた上での実施内容でした。安全という土台があって初めてイベントが楽しめるので、事故やけがなく無事に終えられたことが何よりだと思うことにします。

今回の内容でも「新しく友達ができた」「貝にかざりをつけて楽しかった」「また次回企画してほしい」と、私たちの元気の源である嬉しいお言葉をいただいたので、再チャレンジを目論み中です。

報告:国内協力隊 椋野まゆみ
(平成21年度3次隊/ガーナ/青少年活動)

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