季節を感じる理科実験イベント「すかし葉っぱづくり」(2013年5月19日開催)

釜石にも春が到来、緑豊かで花の彩りも鮮やかな季節となった5月。自然を体感しようと、市内の小中学生とそのご家族を対象に、5月19日に「チャレンジ!すかし葉っぱづくり!」を開催しました。

まずはアイスブレイク。班に分かれたメンバーの名前の頭文字でグループ名を決めました。釜石市には小学校が9校あり、市内全域を対象にしているスクラムスクールのイベントでは、違う学校の友達を作れる機会でもあります。始めは緊張していても、すぐに隣の子とお話しするようになります。

まずは葉っぱを摘みに近くの公園へ行きました。今回は家族と一緒の参加が目立ちました。イベントへの参加が家族と一緒に楽しく過ごす時間にもなってほしいという思いから、スクラムスクールでは、小中高生とそのご家族も参加できるようにしています。同じ体験をすることで、より深い絆を深める場にもなっているのです。

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試行錯誤の結果、チーム名は「ゆるりなちあゆ」チームに決定!

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おばあちゃんと一緒に葉っぱ摘み

室内に戻り、採集した葉っぱを並べてみました。形や色、厚み、手触りなど、どれも違うことが実感できます。中には、40種類以上の葉っぱを見つけた子もいました。

さて、メインのすかし葉っぱ作りの開始です。摘んできたものの中から透かし葉っぱ作りに適している厚みのある硬い葉(今回使用したのはツバキの葉)を選び、ステンレスの鍋に入れ、アルカリ性洗剤で15分~20分煮ます。葉を鍋から取り出し水で洗った後、水を張ったお皿の上で歯ブラシでトントン叩いていくと、葉肉が剥がれ、葉脈だけが残ります。これが「透かし葉っぱ(葉脈標本)」です。デモンストレーションをすると、みんな興味津々。透けていく様子を見て、子どもたちからだけでなく保護者の方からも歓声がわきました。

実際は細かい作業になるので小学校低学年の子たちは飽きてしまうのでは、という心配をよそに、かなりの集中力を見せてくれました。もちろん保護者の方々も真剣です。

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じっと葉っぱを見つめ、触ったり嗅いだりして観察しています

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科学の不思議を感じている、真剣な眼差し

葉脈だけになった葉っぱは絵の具で色付けし、プレートに貼りつけてオリジナル作品へ生まれ変わります。ビーズやアルファベットのパーツ、シール、リボン、セロファンを小さく切ったものなどを用意して、自由に作れるようにしました。

たくさんのものを目の前にして、どんなものを作りたいか考えながら選びます。同じ材料なのに、全く同じものは出来上がりません。子どもはあれもこれもと色付けされていくのに対し、大人の作品は、洗練されたシンプルな作品が多かったのが印象的でした。

名前入りの誕生日プレートを作成し両親にプレゼントする子もいましたし、自家用車のナンバーが書かれたキーホルダーや部屋のドアに飾るネームプレート、自分用に首からかけるメダルなど、たくさんの作品ができあがりました。

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お父さんと一緒に黙々と作業中

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プレートに貼り付けてから好きな形に切ります

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完成した作品は宝物!

子どもだけで来ている子は新しいお友達と出会い、一緒に葉っぱを摘み、作品作りをすることで、家族とも友達ともより絆が深まる場となりました。大人も子どもも一緒にワクワクして楽しめるイベント、これもスクラムスクールイベントの特色です。これからも魅力ある企画をしていきます。

報告:国内協力隊 岩田いづみ
(平成21年度4次隊/マラウイ/青少年活動)

 

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