春の釜石で絆がみえた! 第3弾ダンスイベント(2013年5月12日開催)

長かった岩手の冬も少しずつ明け、ようやくぽかぽか陽気になってきました。それに合わせてこちらの人たちの動きも活発になってきたようです。暖かいと外に出たくなるし、体を動かしたくなります。そこで、今月の釜石スクラムスクールの企画は、毎回大好評のダンスイベントを開催しました。
前回のダンスイベントの様子はこちら

開催のお知らせを配ると翌日から申し込みFAXの嵐・・・。実はここ、釜石にはダンス教室がありません。しかしダンスに興味がある子は多く、中には車で片道2時間半もかけて盛岡まで通っている人もいるとか。しかし、ほとんどの子が時間的もしくは経済的な理由で習い事に通えないのです。このような現状を踏まえニーズに応えるべく、岩田いづみ国内協力隊員(H21-4/マラウイ/青少年活動)のダンスインストラクター経験を生かしたダンスイベントの開催となったわけです。

今までは幼稚園から高校生まで同じ振り付けのダンスを同じ空間でやっていましたが、今回は年代ごとに時間帯を分け、小学校低学年用の簡単なダンスを前半に、高学年以上向けに少し難しいステップを取り入れた後半の二つのプログラムとしました。

開始時間が近づき、続々と参加者が来場。子どもたちは始まるまでの時間、広い体育館内で思いっきり走り回っていました。仮設住宅建設のために公園などの遊び場がなくなってしまったことも原因の一つですが、これが本来の子どもたちの姿なのだろうなと感じました。おもちゃやゲーム機がなくても、広場と友達がいれば自然とあそびが生まれる、そんな風に感じました。

さて、早速ダンス開始!ポップでかっこいい音楽に合わせてまずは準備運動。

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バランスと柔軟性が求められます

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全員が違う動きをしているのはご愛嬌

後ろでわが子の応援をしながら一緒に踊る保護者の方もちらほら。運動不足気味なのは、子どもだけではないようです。

いいですね、一生懸命な姿がとってもかっこよくて印象的です。気分はすっかりプロダンサーでしょうか。こういうイベントなどが将来の夢を見出すきっかけになることは少なくありません。将来有望な釜石の子どもたち、大きくなったら何になるのか楽しみです。

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見学に来ている保護者も一緒にダンス!

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真剣な眼差し!きまってるー!

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あららら、ついつい前へ・・・

参加者の子どもたちのダンスに対する集中力がすごいです。踊っている最中は、全員無言でひたすら岩田隊員を見つめ、自分がどう動いているかはおかまいなしに、同じように動くべく必死にステップを踏んでいます。そうすると、中にはダンスに集中しすぎて前へ前へと進んで出てきてしまう子もいます。

全体で約2時間のダンスイベントでしたが、参加者たちはかっこいいダンスにかっこいいインストラクター、そして自分もかっこいいダンスを踊れたことに満足して、キラキラしたいい表情をしていました。「楽しかった」「また参加したい」という声が多数あり、中には「はじめは恥ずかしかったけど、だんだんおもしろくなってきて楽しめた」という高学年ならではの回答もありました。また過去のダンスイベント皆勤賞の小学2年生の保護者の方からは「とても楽しみにしていました。今回も満足した様子です。難しかったようですが休憩中に母に励まされ楽しくなっていったようです」と、親子の絆を感じられるコメントもいただきました。やはり、子どもにとって保護者の温かい目や励ましというのはとっても大切で、成長の過程で不可欠なものであることを実感しました。

来月のイベントは、高校生がイベントを企画してくれているものもあれば、親子で仲良く参加できるものもあります。楽しみにしていてくださいね。

報告:国内協力隊 椋野まゆみ
(平成21年度3次隊/ガーナ/青少年活動)

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