アフリカを身近に感じるイベントで、文化の違いを楽しく学ぶ(2013年4月20日開催)

来る6月に開催される第5回アフリカ開発会議を前に、当会は、アフリカ連合委員会(AUC)との連携の下、ボランティア事業を実施しており、3月下旬から釜石にアフリカのボランティアが滞在していました。そこで釜石スクラムスクールでは、子どもたちと保護者を集め、アフリカのボランティアとの交流イベント「アフリカンワールド」を開催しました。ここには釜石シーウェーブスというラグビーチームがあり、大洋州出身の選手がいるのでたまに街中で外国人を見かけます。ただアフリカの人はなかなかいません。初めて間近で見るアフリカ人にびっくりするのでは、との心配をよそに、ボランティアたちの気さくで明るい雰囲気に引き込まれて、イベントがスタートしました。

はじめは、アフリカの音楽にのって椅子取りゲームです。 

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ユニークな自己紹介に思わず笑みがこぼれます

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彼らのステップを見よう見まねでやるうちに楽しくなってきました

次のゲームは外国語版「借り物競争」です。ボランティアたちの出身国であるケニア、ルワンダ、モザンビークの三つのチームに分かれて行いました。お題がそれぞれの国の言語で書かれており、それが何の名前なのかを予想します。そしてそれを手に、唯一正解を知るボランティアに正解かどうかを審判してもらいます。

日本では見かけない「ン」から始まるような言葉があることすら子どもたちには刺激的で、一見意味がないようにみえるカタカナの羅列が、アフリカの国では何かの名前である、ということを学ぶ良い機会になったと思います。アフリカでは一つの国ではなく様々な国と文化があり、使っている言語も違うことを体感できたゲームでした。

答え合わせも兼ねて各チームで発表もしました。「自分のチームの国ではバケツのことをこう言うのに、隣のチームの国では違う言い方をするんだ」「世界は広いんだな、どうして世界中でこんなに違う言葉を話すんだろう」と、体感することでだんだん世界の広さを実感する参加者たち。 

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さて、正解なるか?!

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「ガラファ」。これは何を意味する言葉だろう

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答え合わせ中の参加者

次のゲームは国旗当てゲームです。チーム内で相談中、「広さが全然違う!」「なんか聞いたことある国名だ!」「名前は知っていたけどこんな所にあるんだ!」など、地図を見ながらたくさんの発見があったようです。アフリカの人たちと一緒に見る地図は、社会の時間に見る世界地図とは一味も二味も違ったものに見えたに違いありません。 

最後に、参加賞として一人ずつ修了証が手渡されました。ボランティア3名のクールなサイン入りです。 

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国旗あてゲームでボランティアのヒントを参考に答えを探す参加者たち

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名前を呼ばれて照れながらもうれしそう

イベントが終わった後も、名残惜しそうにボランティアたちと話したり遊んだりしている姿が見られました。はじめは緊張していた子どもたちもすっかりボランティアと仲良くなり、「一緒に遊んでくれたお兄さんお姉さん」という存在に変化した印象をうけました。そこには国境や言葉、肌の色の違いは全く無意味なものに見えました。

外国人と楽しい時間を共有し、ふれあうことで広がる世界観は、テレビやインターネットだけでは得られない大事な感覚です。携帯電話やパソコンで世界中どこでも簡単につながれる現代だからこそ、より大切にしてほしい「人とのふれあい」。これからもそんな心の温かさを感じるような交流イベントを開催していきたいと思います。

報告:国内協力隊 岩田 いづみ
(平成21年度4次隊/マラウイ/青少年活動)

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