鉄のまち 釜石を知る「宝さがし」(2012年8月18日開催)

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坑道から白い冷気が

お盆が終わった週末の8月18日、スクラムスクールのイベントを開催しました。今回のタイトルは「鉱山わくわく探検&宝さがし」。釜石は「鉄のまち」として栄え、最盛期の人口は9万2,000人に達するほどでした。そしてその発展の中心にあったのが、良質な鉄鉱石を産出した釜石鉱山でした(現在は閉山)。

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トロッコに乗って、いざしゅっぱーつ!

当日はみんなで1台のバスに乗り込み、釜石の栄華の軌跡・釜石鉱山へ出発です! 坑道の入口に到着すると、その奥から冷気が。

空気が急に冷たくなり、外にいても内部の気温が相当低いことがうかがえます。そして、トロッコに乗り中に入っていきます。私たちが入る坑道は約3キロですが、全坑道の全長はなんと1,000キロにもなるとのこと! ヘルメットを被っていざ出発! 

今回、坑道内の説明をしてくださったのは、釜石鉱山株式会社の小原(おばら)さん。小原さんは昭和58年にJICA事業の関連で地質調査のためオマーンへ行かれた経験があり、いわば、私たち協力隊員の「大先輩」です。

薄暗い坑道の中で、この釜石鉱山で採れる石の話や坑道の掘り進め方などのお話をうかがいながら、当時実際に使われていた機械を見たり、落ちている鉄鉱石を、磁石を使って拾ったりしました。

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実際に使われていた機械

他にも、坑道内で湧き出た水を使って水力発電がなされているほか、数ある湧水の中から最も上質な水が採取され、地元ではよく知られている「仙人秘水」というミネラルウォーターとして販売されていることなど、閉山した今も、釜石鉱山はさまざまに活用されていることを知りました。

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以前、事務所兼休憩所だった空間を利用した音響設備。
コンサートホールのようで音楽が反響してとってもきれいに聞こえます

 

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森さんは終始子どもたちに囲まれていました

その後はみんなで宝さがしに挑戦しました。鉄鉱石の採掘時に一緒に出てきた不要な鉱石に含まれるザクロ石(ガーネット)などを、ハンマーで割って取り出します。子どもたちは次々と石を持ってきて、石に詳しい教育委員会の森さんに割ってもらっていました。

自分で探し出した石からきらきらした銅が出てきたり、ガーネットの結晶が見えると、「ほら見て!キラキラしてる!」「これは何ていう種類の石ですか?」などなど、みんな石に対してすごく興味を持ち、質問していました。

続いて、その結晶を使って万華鏡作りに挑戦しました。親子で一緒に作るお父さんもいれば、子どもそっちのけで夢中になっているおばあちゃんもいて、それぞれに楽しんでくれていたようでした。

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お父さんと一緒に万華鏡作り、上手にできたかな?

今回は夏休みの期間中だったこともあり、ほとんどの方がご家族で参加してくれました。それぞれに楽しかったこと、印象に残ったことは違ったようですが、「なぜ釜石が鉄のまちなのかを知ることができてよかった」「学習できるレジャーを近くで体験できてよかった」など、参加者のみなさんの感想から、満足度の高いイベントになったことが実感できました。今回のイベントが夏の家族の思い出の一つになってくれればいいなぁと願っています。

報告:釜石スクラムスクール 椋野 まゆみ
(平成21年度3次隊/ガーナ/青少年活動)

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