みんなでミニ夏祭り(2015年9月2日掲載)

里の杜サポートセンターは、宮城県岩沼市の仮設住宅と集団移転先の玉浦西地区に巡回や訪問活動を行なっています。今回は、8月23日に玉浦西地区4丁目で開催した、「ミニ夏祭り」の様子をお伝えします。


みんなで竹割り

岩沼市では、避難場所から仮設住宅、集団移転先まで従来の町内会が維持された状態で移転が行なわれました。玉浦西地区1~3丁目は、従来の町内会が複合し、新たな自治会が形成されています。

今回、ミニ夏祭りが行われた4丁目は、被災前から市内に在住していた方々と、被災後に移転された方々がおり、まだ自治会が形成されていません。

住民のみなさんが交流できる機会が少なく、われわれが訪問すると、みなさんから「まだ隣にどんな人が住んでいるか、分からない」という話をよく聞きます。自治会形成以前に、それぞれがお互いを知らない状態だということがわかりました。

そこで、岩沼市社会福祉協議会岩沼市復興支援センタースマイル(※1)と共に、住民の方々が交流できるイベントを企画しました。その名も「玉浦西4丁目 ミニ夏祭り」です。


子どもも夢中で竹のヤスリ掛け

子どもから高齢者まで楽しめるように、割り箸で作成した手作りの銃を使用した射的や輪投げ、流しそうめんやスイカ割りなど内容盛りだくさんのお祭りです。

また、当日の会場準備や流しそうめんの台作りなど準備の段階から運営に携わってもらえるように、4丁目の住民のみなさんからボランティアを募集しました。

当日は開始1時間前から、ボランティアの方々と流しそうめんの台を作りました。ボランティアの方々もそれぞれ工具を持参し、竹割りや節の切りぬき等の作業に携わってもらいました。途中から子どもたちも加わり、竹のやすりがけや竹の器と箸作りなど、準備の段階から幅広い世代が交流を図っていました。

 


流しそうめんは、子どもに大人気♪

開始時間になると大勢の方々で賑わい、子ども達がスイカ割りや射的を楽しんでいる様子を大人たちが穏やかな雰囲気で見守り、子どもも大人も一緒に流しそうめんを楽しみました。

終始、子ども達の元気な笑い声が聞こえ、みなさんの楽しそうな笑顔が印象的な祭りになりました。

 


射的にチャレンジ

また、周辺地域からも住民の方々が多く集まり、地区を越えた交流の場となりました。ボランティアのみなさんもそうめんの準備や子ども達の誘導など率先して関わり、それぞれが楽しみながらイベントに参加していました。

多くのボランティアの方々に携わってもらうことで、当日は大きなトラブルや事故もなく、円滑に開催することができました。ボランティアをしていただいた住民のみなさんに本当に感謝しています。

 


見事なスイカ割りの瞬間

ボランティアとして参加された方から「自分も知らない住民の方々が多く参加していた。1回きりの顔合わせではなく、定期的に顔を合わせる機会が必要だと再確認した。次回は、時期的に芋煮会を開催したいと思う。また力を貸してください」という言葉をいただき、それぞれが玉浦西4丁目の自治会結成に向け、お互いに交流できる機会を考えていました。

自治会が結成されるまでの間、地域の人々が交流を深められるよう、今後も復興支援センタースマイルと交流イベントを企画し、次回からはイベントの企画段階から人々を巻き込み、皆さんが主体となったイベントを開催できればと思います。

 

※1 岩沼市復興支援センタースマイル
スマイルは、岩沼市社会福祉協議会に属し、仮設住宅でのサロン活動やボランティアの調整、アパートなどのみなし仮設住宅に入居された方々の支援活動を行わっています。仮設住宅とみなし仮設住宅にお住まいの方々がそれぞれに集団移転先である玉浦西地区へ移転しており、私たちサポートセンターとスマイルは密に連携を図り玉浦西地区を支援しています。

 

報告者:里の杜サポートセンター  桝山 明
(平成20年度4次隊/ボリビア/村落開発普及員)

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