集団移転先「玉浦西地区」の今(2015年5月15日掲載)

東日本大震災で被災した岩沼市沿岸部6地区の集団移転先「玉浦西地区」で様々な行事が行われました。今回はその様子を紹介します。

まちびらきイベント開催決定

真剣な表情で会議に参加される代表者の方々
真剣な表情で会議に参加される代表者の方々

玉浦西地区では「玉浦西まちびらき」イベントが、7月19日に開催されることが決定しました。今までお世話になった方々を招待して、新しいまちを知ってもらおうと住民の方々や行政が一丸となり、準備が進められています。当日は、イベントが行われる大きなメインステージや子ども向けの遊びコーナー、屋台や食事を提供するコーナー等、様々なブースが設けられる予定です。

現在は、どこの地区が何を準備していくのか、地区ごとに役割が決まりました。地区ごとに意見をまとめてたたき台を作成し、それを準備委員会の全員が出席する会議の場で協議しています。我々サポートセンターは、玉浦地区のPTAや子ども育成会の代表者と共にイベントが行われる「メインステージ」を担当することになりました。メインステージでどんな催しを行うかは、関係者や協力者との話し合いが進んでいます。

新しい集会所のお披露目


会場となった中集会所

4月8日、玉浦西地区集会所竣工式が「中集会所」で行われました。玉浦西地区には、西・中・東と3つの集会所があり、それぞれ趣向を凝らしたデザインになっています。

今回の会場となった中集会所は防災拠点とも位置付けられており、非常時の炊きだしに使える「かまどベンチ」や下水管とつながった「マンホールトイレ」などが設備されています。


竣工式の様子

住民の方々から「今後はここでお茶のみができるね!」「新築でヒノキの香りがする。大切に利用していかないとね!」と、新しい集会所が出来たことに喜んでいる声が聞かれました。現在では、各地区の会議やお茶のみ会の会場として利用されています。

新しい生活を思い描いて 


鍵引き渡し式の様子 

4月18日、災害公営住宅の鍵引き渡し式が玉浦公民館で行われました。

災害公営住宅は、震災前のコミュニティのつながりを維持できるよう、各戸は集団移転前の地区ごとに配置されています。玉浦西地区には、災害公営住宅が4か所あり、今回の鍵の引き渡し式で全ての公営住宅が入居可能になりました。
 


公営住宅の中

この日は公営住宅の内覧会も実施され、住民の方々から「明るくてきれい!」「窓が大きく光が入りやすいね!」「やっと自分の部屋が持てるよ!」といった喜ぶ声がたくさん聞かれました。

住民の方々の中には、「ここにテレビとソファを置いて、テーブルはそっちに置いてさ!」と、これから始まる生活を想像しながら、家具の配置決めをしている方がいたり、「これからお隣さんになるからよろしくね」と隣近所になる方と挨拶を交わしている方がおり、新生活のワクワクさを感じられました。

これからも、どのように玉浦西まちびらきイベントが準備されていくのか、玉浦西地区に移転した住民の方々がどのような生活を送っているのかを、このブログで紹介していきます。お楽しみに。

報告者:里の杜サポートセンター 桝山 明
(平成20年度4次隊/ボリビア/村落開発普及員)

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