新たなまちづくり(2014年10月28日掲載)

今回は、岩沼市の集団移転先となる玉浦西地区で行われているまちづくりの様子をご紹介します。

シンボルツリーの植樹祭


クレーンを使用しての植樹

8月31日、玉浦西地区内の公園で、シンボルツリーの植樹、薬草や芝生植えが行われました。

写真
シンボルツリーは、被災した地域の圃場で
津波に耐えた大イチョウの樹

イベントを企画した「玉浦西まちづくり住民協議会」には、「ここに住む皆で、緑の多いまちづくりをしていきたい」という願いがありました。このイベントは、その想いがひとつ形になったと思います。イベントを実施するために何度も話し合いの場を設け、近隣の薬草園に下見に行くなど様々な準備を進めていました。

玉浦西まちづくり住民協議会
住民の中から代表者が選出され、集団移転先のまちづくりをどのように進めていくか、どんな地域にしていくかを関係機関と話し合う住民団体。


子どもと一緒に芝生を植えるスタッフ

今回のイベントには、住民だけでなく、学識経験者や支援団体も参加し、当日は150名を越える参加者が集まりました。子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方が参加され、みんなで緑に触れながら、玉浦西地域のまちづくりに胸をふくらませました。

サポートセンタースタッフも住民と一緒にどんな公園になってほしいか話し合いながら、芝を一つひとつ丁寧に植えました。

バス停の設置


植えた芝生が元気に根付くために踏んでいく作業!!

この公園で子ども達が芝生の上を裸足で遊んでいたり、楽しくおしゃべりできる場所になってほしいと思います。


玉浦西地域のバス停

我々サポートセンターは、仮設住宅に住む住民への支援の他に、集団移転先となる玉浦西地区への巡回、訪問も行っています。仮設住宅から玉浦西地区に移転した住民さんのお宅を訪問して、最近の様子や新しい地域でやりたいことはないかなど話を伺います。

仮設住宅の暮らしでは、窮屈で不便な思いをしていたという声が多くあり、「仮設住宅だと足音やドアの開閉音など生活音をいかに小さくするかを考えていた。新しい家に住み、やっと日常に戻れた気がする。気持ちも前向きになる」と笑顔で話す方もいらっしゃいました。

住民の方からは、「交通機関がなく、買い物や通院が大変だ」という訴えも多く聞かれました。仮設住宅に住んでいた頃は、近くに大きな病院やスーパーがあり、歩いて用事を済ませることができましたが、玉浦西地域は病院やスーパーから少し離れた場所にあり、まだバス停がなく、不便な思いをしている方もいる様子でした。

そんな中、10月2日に念願のバス停が設置され、バスの運行が開始されました。「これで通院が楽になる」「やっと買い物に出かけられる」と喜ばれる住民さんが大勢います。

玉浦西の地域では、これから、新たな町内会の発足や、集会所や公営住宅の建設が進められます。新たなまちづくりが進む様子をこれからも見守っていきたいと思います。また、その様子もブログで紹介していきます。

報告者:里の杜サポートセンター 桝山 明
(平成20年度4次隊/ボリビア/村落開発普及員)

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