男の料理教室、新たな展開へ(2013年8月5日掲載)

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みんなの家の竣工式の様子

7月10日に行われた「みんなの家」の竣工式に、「NPO法人 がんばッと!!玉浦」のスタッフの方からご招待をいただきました。

「みんなの家」は岩沼市の集団移転先の近くに建設され、同NPOが今後ここを拠点として、地域住民向けのイベント開催や、「道の駅」のように、近隣の農家さんが育てた新鮮な野菜を販売するなど、活動していく予定だそうです。

「みんなの家」の中には、立派なキッチンと窯があり、サポートセンター内で男の料理教室を担当している筆者は、「いつかここで『男の料理教室』を開催できればいいなぁ。ここで調理した料理を販売したり・・・。月に1度、『男のカフェ』なんて、オープンできたら最高だな」と思いながら見学しました。

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みんなの家で販売される野菜

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さまざまな設備が備わったキッチン

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緊張が隠せない筆者

7月某日、「集団移転後も従来のコミュニティが形成されるために、自分たちは何ができるのか」を、里の杜サポートセンターのスタッフ内で話し合いました。その中で、より多くの住民の方に料理教室へ参加してもらうには、どうすればいいのか、みんなで考えました。

当初は、サロンなどのお茶飲みになかなか参加しない男性たちとどうにかつながりを持ちたい、そして、家から出かける機会をつくってほしいと、サポートセンタースタッフのアイデアの下、2011年10月に初めて開催したのが、「男の料理教室」でした。

今回の話し合いの結果、これからは男性だけでなく、定期的に女性の方も参加してもらうことで、より多くの住民が交流でき、集いの場となる料理教室を目指すことになりました。そこで、7月28日に開催した男の料理教室は、17回目にして初の女性の参加も可能な料理教室としました。

女性にも喜ばれる料理は何か、色々考えた結果、以前の料理教室で参加者から好評だった「パエリア」をもう一度調理することになりました。前回は魚介類のパエリアでしたが、今回は季節感を出すために「夏野菜とキノコのパエリア」へと具材を変更しました。さらに、「たくさんの野菜が入った冷製スープ」も加え、ヘルシーかつ夏バテを防止する二つのメニューとなりました。

前回のパエリア作りでは、JOCA本部から青年海外協力隊の元料理隊員・寺田職員が応援に来て講師を務めたのですが、今回のパエリア作りが以前と違う点は、具材だけでなく、筆者が講師を務める点です。寺田シェフが作成したパエリアのレシピを忠実に再現できるよう、そして、全ての工程を覚えてレシピを見ずとも参加者に伝えることができるように、繰り返し練習しました。

そしていざ本番。女性が初めて参加した料理教室は、「女性陣の前で、いいところを見せたい」という思いから、最初は男性参加者もサポートセンタースタッフも変に緊張していました。

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楽しそうに料理する参加者

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おいしく出来上がったパエリアとスープ

徐々にその緊張も解け、普段の和気あいあいとした雰囲気になり、参加者全員が笑いながら楽しそうに料理をしていました。

今回は色々と苦労した甲斐もあり、当日は、講師分や参加者用もふっくらとして香ばしく、おいしいパエリアができあがりました。女性参加者から「思っていた以上に男性の手際がいい。かっこいい!!」 「私たちが何もしなくても、おいしいパエリアになったの」など、とてもうれしい感想が聞かれ、女性初参加の料理教室は大好評でした。

今後は「男の料理教室のさらなる活性化」を目標に、さまざまな形式の料理教室を開催していきます。その様子もブログ等で紹介していきます。
 

報告:国内協力隊 桝山 明
(平成20年度4次隊/ボリビア/村落開発普及員)

 

注)「みんなの家」とは・・・建築家の伊東豊雄氏、山本理顕氏、内藤廣氏、隈研吾氏、妹島和世氏が結成した「帰心の会」による復興支援プロジェクト。これまでに岩手・宮城両県下で建築が進められ、岩沼の「みんなの家」は7棟目となる。

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