復興を支え、地域の力となる~国内協力隊 派遣から1年(2012年8月6日)

東日本大震災の復旧支援として災害救援専門ボランティアを派遣していた宮城県岩沼市からの要請により、仮設住宅サポートセンターの支援員として、調整員・隊員各1名ずつの派遣から始まった「国内協力隊事業」。1年を経た今、岩手・宮城両県で5名の調整員の下、28名の国内協力隊員が活動しています。 

仮設住宅を巡回する枡田隊員
仮設住宅内を回る枡田隊員(左)

第1号隊員の枡田麻美OG(平成20年度3次隊/ラオス/助産師)は帰国後、岩沼市で2011年3月24日から災害救援専門ボランティアの医療支援要員として活動中、仮設住宅サポートセンターが設置されると聞き、「岩沼に残り、復興を見届けたい」との思いから国内協力隊員に応募。7月1日から里の杜サポートセンターで活動を始めました。

枡田隊員に続き、センターには介護・医療分野で活動した経験を持つ帰国隊員が続々と配置され、現在、杉山 さとみ隊員(平成19年度1次隊/ケニア/服飾)、 桝山明隊員(平成20年度4次隊/ボリビア/村落開発普及員)、 黒川順子隊員(平成17年度1次隊/ラオス/看護師)の4名の国内協力隊員と、青木淳業務調整員(平成17年度3次隊/ケニア/青少年活動)が仮設住宅入居者の安否を確認したり、人々の孤立を防ぐためのコミュニティーづくりやイベント開催などをサポートしたりしています。

「今思えばあっという間だったけれど、慣れないことも多く、この1年間の活動は手探りだった」。

枡田隊員は医療分野の業務経験があったものの、サポートセンターの業務では初めて取り組む仕事も多かったといいます。 

 岩沼に続いて、岩手県釜石市、大槌町にも9月から国内協力隊員派遣が始まりました。昨年度は23名が自治体の臨時職員として、保健師や看護師、小中学校の授業補助・校務支援などの業務を担い、2年目となる今年は、5月に開講した「釜石スクラムスクール」の学習支援員、遠野市役所に配属され、復興支援と地域おこしを担う「地域活動専門員」、「ふるさと新生モデル事業」にかかわる農業隊員の着任など、活動分野は復興支援から地域おこしまで広がり、現在は21人が活動しています。

 6月には、岩手県内で活動する国内協力隊員による総会を開催。各隊員が自身の活動を紹介し、被災地の様子や活動に関する意見を交換。各隊員たちは改めて復興支援への思いを新たにしました。
 

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