ご挨拶

冨永会長

2017年の年頭に当たり、公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

青年海外協力隊事業は創設半世紀を過ぎ、いよいよ新しい時代の幕開けとなりました。そのスタートとなった昨年8月、協力隊はアジアのノーベル賞とも言われる「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞。発足以来4万人を超えた隊員の一人ひとりの流した汗と涙が評価されたものと関係者一同大変喜んだ次第です。加えて皇后陛下が昨年一番嬉しかったニュースの一つに「青年海外協力隊がマグサイサイ賞を受賞した」ことを挙げられました。
なんと光栄なことか。これを励みに今まで以上に私たち帰国隊員にしかできない役割を果たしたいとの気持ちを再確認しました。

近年、世界経済のグローバル化をはじめとする国際環境が変化する中で、アメリカにおけるトランプ大統領の出現に見られるがごとく、欧米は従来の行き過ぎたグローバル化からポピュリズムへ、そして内向的な政策へと舵を切りつつあります。日本の社会においても若者の内向き志向が強く指摘されていますが、そのことも協力隊への応募者が減少している要因の一つと言えます。国際社会に貢献し日本の将来を支える若者を育てるためにも、協力隊事業に関心がありながら次の一歩を踏み出せない若者の背中を押してあげることが協力隊を経験した私たちの役割であり、今年こそは、全国の協力隊OB・OGと協働し、何とかこの傾向に歯止めをかけなければならないと、新年に際し心を新たにしている次第です。

さて、当協会の新たな取り組みである地方創生事業も社会福祉法人佛子園(雄谷良成理事長)の協力のもと準備が整い、まずは宮城県岩沼市と広島県安芸太田町で生涯活躍のまちづくり構想実現に向け、拠点づくりがいよいよスタートします。当該自治体と連携し事業推進に取り組んでまいりますが、帰国隊員を中核として地域活動にプロの職業人としてしっかり関わっていく「国内協力隊」構想への第一歩になればと期待しています。

現状維持の思考は組織の衰退を招きます。今当協会は変化の時であり、大きな挑戦の時です。新しい分野にチャレンジし、新しい歴史をスタートさせる年にしたいと思います。

最後になりましたが、皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2017年1月

公益社団法人青年海外協力協会
会長 冨永純正

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